”本は 読みたいと思った時に読まなくてはならない”『バーナード嬢曰く。(1)』

ソファの上からこんにちは。そふぁね(@sofa_ne)です。

ライトめな読書好きにはグッとくるであろうマンガ『バーナード嬢曰く。 (REXコミックス)』を読みました。

このマンガは、学校の図書室を舞台に、自称バーナード嬢(ド嬢)の町田さわ子、遠藤、長谷川スミカ、神林しおりが繰り広げる、所謂「日常系」読書話です。
全体的に大きなストーリーがあるわけではなく、休み時間や放課後の図書室での本についての会話が主。
これだけだと何が面白いんだって話ですけど、特徴としては主人公であるド嬢が大の読書家ではなく、読書家キャラを装うとしている本好き、という設定なところ。

「字ばっかの本つまんねー」

と読書マンガの主人公らしからぬ発言をしてみたり、

「私にSF一冊選んで 読んだら通ぶれる奴」

と、ラクして(できれば読まずに)読書通っぽさを演出する方法を常に探していたりと、読書好きからすると「ド嬢と同じ行動はとらないにせよ自分にもそういうところ(見栄をはってみたり)、あるかも・・・ちょっと気持ちわかるかも・・・もしかしたら心の奥では・・・」という、なんとなく本好きとしてコンプレックスかもしれない部分をくすぐられたり、自問自答したくなったりして。つつくのが上手。

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読書についての名言もチラホラ

そんな4人の掛け合いを読んでいるのも面白いのですが、たまに名言が飛び出すこともあります。
例えば

本は 読みたいと思った時に読まなくてはならない。
その機会を逃がし「いつか読むリスト」に加えられた本は
時間をかけて「読まなくてもいいかもリスト」に移り
やがて忘れてしまうのだ

とか、

いくらSF好きだからって
誰も彼も量子力学やら宇宙物理学やら高等数学やら
認知科学やら先端医療やらに詳しいわけじゃないんだから!
でも わからないからって踏みとどまってちゃ
前に進めない!
難解な論文っぽいくだりはそーゆーモノだと割りきって読むんだよ!

とか。(どっちも神林さんだ・・・)

登場人物たちは読書に対するスタンスがそれぞれに違うのですが、そんな4人が「読書」を軸に楽しい時間を過ごしているのを見ると、本や読書との付き合い方は本当に人それぞれで良いんだなと思えてきます。
何かの役に立てねばみたいな意識高い系の付き合い方じゃなくても、もっとゆるくて自由に付き合う楽しさを教えてくれる気がします。

ブックガイドとしても面白い

雰囲気はゆるくても、出てくる本は硬めのものから柔らかめのものまで様々。
巻末に【参考文献】として、出てくる本リストがついています。

硬めのものだと『文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)』とか、『パリの憂愁 (岩波文庫)』とか。
柔らかめだと『KAGEROU』なんかも出てきます。
このマンガを読んで「面白そう!」と思った1冊を注文してみました。

届くのが楽しみ。

この『バーナード嬢曰く。』に出てきた本を読んで、ド嬢たちと感想言い合って盛り上がりたいなーなんて思いますね。

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