【読書感想】伊藤くんAtoE

ソファの上からこんにちは。そふぁね(@sofa_ne)です。

伊藤くんA to E (幻冬舎文庫)』を読みました。
すっかり忘れたのですが、何かネットのレビューを見たときに「面白そう」と思ったのがキッカケです。
以下感想はネタバレ無しです。

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伊藤くんに振り回される5人の女性の物語

伊藤くんAtoE、というタイトルなので、伊藤くんAからEまで出てくるわけですが、汚い言葉で申し訳ない、どれもどうしようもないクズでゲスの極みダメ男、って感じです。
それが、DV系とか酒とかギャンブル系のダメ男ではなく、夢追い系のダメ男。

現代の日本を舞台に、5人の「ふつうの女性」が、恋心にかぎらずいろんな意味でそれぞれ伊藤くんという存在に惹かれて、ふりまわされて・・・というお話です。伊藤くんと女性との関わりの裏には、女性たちの強いコンプレックスがあったりして、読んでいると結構グサグサっと来る場面が多いです。
伊藤くんというクズ男ダメ男、最初は振り回される女性側の目線で「なんだこいつ!」「いるいる!こういうダメ男!」と思いながら読んでいくのですが、徐々に苛立ちとは別の感情が湧き上がってきて、9割くらい読んだあたりでは一周回ってすがすがしさ、カッコよさすら感じる存在に。不思議。ただのダメ男ではない圧倒的存在感、例えるならば宇宙船にダースベイダーが乗り込んできたくらいの「あっ、敵わない」という感覚を味わうことに・・・。

お話全体は決して「ダメ男を成敗してスッキリ大団円」といった内容ではなく、もっと余韻の残る、でも後味の良い小説でした。
どちらかというと、男らしい人が読んでも面白さを感じづらくて、女性が読んだほうがウケそうだなと感じました。
特に、35歳〜の女性が読んだときに、「ウッ」っと心にチクチクくる可能性大。

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ABOUTこの記事をかいた人

山形出身29歳。本業はソフトウェアエンジニアだったりします。浦和レッズ / iPhone / MacBookPro / kindle / 読書 / ゲーム / WakeUp,Girls! / ブログ / マグカップなどが好き。