ソファの上からこんにちは。そふぁね(@sofa_ne)です。
休みの日が近くなると、「今週末はあれやってこれやって・・・」と妄想ばかりして、結局ほとんど手をつけられずに終わってしまった、という経験はありませんか?
私はあります。というより、いつもです・・・
最低限やることはやってはいるので大きく失敗はしていないのですが、たとえば自己研鑚的な勉強とか、趣味と勉強を兼ねたこととか、「やっておいたら絶対ためになるしやる気はあるんだけどなぁ」ということが、できない。
ついゲームやったり、録画しておいたガンダムユニコーンみたり、しちゃっています。
こうした過ごし方が、「よし、今週は仕事がきつかったから、休日は録画見たりゲームしたりで、心を休ませよう」などと能動的なダラダラだったらいいのですが、だいたいは「あー、あれもやらないといけないのにー・・・」と思いながらポケモンするような状態です。
良くない。
そう思って、一度パラパラっと読んで本棚にストックしておいた『めんどくさがる自分を動かす技術』を手にとって再読しました。
動けないのは、意志が弱いからではなかった
本書の最初のほうで、
意志の力だけでは、人間は動き出せない、続けられない
と
人が自然と行動したくなってしまう環境や仕組みを作ってしまえばいい
と書かれています。
なるほど、これはいつも「自分は意志が弱いから・・・」と言ってる人にとっては朗報であると同時に、逃げ道を塞がれた状態ですね。(つらい)
それはさておき、この”人が自然と行動したくなってしまう環境や仕組みを作”ることを、
自分を正しく動かすコツ
を知ると表現されています。
こう言われると「なるほどそうだね」で済ましてしまいがちなのですが、実はここが深いと思いました。
めんどくさがって動けない自分を、一旦外側から捉えてみよう、ということだと理解したからです。
外側から捉える、つまり自分を客観的に見て「どうやったらこいつを動かせるかな」と考えること。コレって、例えば職場の後輩や部下に対しては自然とやってたりしませんか?
他人の行動をみてどう改善すべきかを考えるのは比較的カンタン(人は他人の欠点を見つける天才!)なので、自分のことも客観的に見てみると、めんどうくさがらずに動けるようになるのでは。
それがギュッと詰まった一言に感じました。
自分を動かすための基本的な考え方
めんどくさがらずに動くために必要な考え方は、大きく二通り。
- 目標達成に必要な「不足行動」を増やす
- 目標達成を邪魔する「過剰行動」を減らす
です。
余計なことしないで、必要なことをやる、というごくごく当たり前のことですね。
本書では、50のコツとして、具体的なテクニックが紹介されているのですが、私は4つのジャンルに分けて理解しました。
環境を整える
例えば
- デスクを綺麗に整理しておく
- 付箋でTODOを管理する
など、職場の環境を整えたりするテクニックです。
これは、物事のスタートを気持ちよく切れるようにする工夫ですね。
邪魔を減らす
- 具体的な数値目標を立て、そこに向かう
- 誘惑するものを遠ざける
- 完璧を求め過ぎない
- テンプレ化する
などです。
誘惑を遠ざける、なんかは学生時代のテスト勉強みたいですね。
テレビの電源をコンセントから抜いておくとか、ゲーム機をしまって遊べなくするとか。
あとは自分が行動を始めたり継続したりする場合の障害になりそうなものを排除する・避けるという考えです。
自分をノせる
- 行動レベルを下げる
- 達成度を見える化する
- 実現したいプライベートの予定を手帳に書いておく
などです。
自分のテンションを積極的に上げるような工夫をしましょう、ということですね。
自分をコントロールする
- ピンポイント行動=成果に直結する行動を探す
- 不安や心配事を書き出して「見える化」する
- 寝る前に今日の良かったことを3つ思い浮かべる
などです。
ノせるのと反対で、気分をノらなくするような原因を取り除いたり防止することで自分のテンションや集中をコントロールする、ということです。
こうやって見ると複数のジャンルにまたがりそうなものも沢山ありますが、どれも難しいことではありません。
50のコツのうち、1つずつでも取り入れてみると効果を実感できそうです。
まとめ:自分を客観的に捉えて、動きやすいよう先手を打ってあげよう
コレに尽きると思います。
自分という人間を外から見てみて、「ああ、こいつはこういう時によく動けるな」とか「こいつはこのパターンにハマると全然動けないな」というのをまず知る。
そして、ノリノリで動けるような状況、せっかく動いているのが止まってしまわないような状況を作ってあげる。
これが、めんどくさがる自分を動かす技術の本質なんだと捉えました。
本書には、おそらく誰にでも当てはまるだろう行動のコツが50紹介されているので、特に自分に近いと思うものから取り入れてみると良いですね。