
Kindleで読みました。
ブログで生計を立てよう!とまではいかないものの、沢山読んでもらえるブログ、また見てくれた人にメリットのあるブログに変えていくために何が必要なのか。
それを知りたくてこの本を読んでみました。
飯を食えるブログとは
本のタイトルである「ブログ飯」は、お笑いコンビの「笑い飯」からきているそうです。
笑い飯は「笑いで飯を食おう」ということだということだそうなので、そこから「ブログで飯を食おう=ブログ飯」となったそうです。
では、飯を食えるブログとはどんなものだと著者は考えているのでしょうか。
飯を食えるブログ=たくさんのファンを、継続的に得ることができるブログ
本の中で、飯を食えるブログとは「たくさんのファンを、継続的に得ることができるブログ」であると定義されています。
私が注目したのは「継続的に」というポイント。
『勝ち続ける意志力』という本を読んで以来、ことあるごとに引っかかるワードでもあります。
ブログにポっと火がついて、1,2回飯を食うくらいであれば簡単なのかもしれません。
ですが、「ブログ飯」で紹介されているのはそうではなく、「継続的にブログで食べていくための方法」です。
小手先のテクニックではない方法を身に付ける
ネットは日進月歩の世界です。小手先の技術しか持たない人間は、結局、技術に溺れることになります。それでは、継続的にブログで飯を食うことはできません。
検索エンジン相手に、プログラムの知識など無いに等しい、凡人の私が立ち向かって勝てるわけがありません。「文中に5%ぐらいキーワードを交えて」とか「自分でたくさんブログを作って、そこからリンクを送って」などという、小手先のテクニックを日々更新し続けても、検索エンジンのアルゴリズム(表示方法の最適化)が変われば、その積み重ねは一気に無駄になってしまうこともあります。ですので、私は数年前からSEOはほとんど何もやっていません。
ブログで継続的に飯を食べていくためには、「○○というブログサービスを使う」とか、そういった小手先のテクニックに頼ってはダメだと指摘しています。
日進月歩の世界では、昨日まで使えたテクニックが今日から使えない、そんなこともあるわけで・・・。
そんなとき、そのテクニック頼みでやってきた人は対応できずに「食えなく」なってしまうわけですね。
この本では、そうならないためのもう少し広いベースとなる方法を教えてくれます。
ブログで飯を食べるために必要な要素

By: jarumcaster
文章を書くのが好きであること
「文章を書くのが好き」かどうか。上手かどうかは問題ではありません。読みやすさ、表現方法、内容の深みなどは、続けていくこと、勉強していくことで少しずつ向上していきますから。アクセスアップや収益の話は二の次で、最初は、自分の好きなことを書いてみて、読者と交流しながらブログ運営の楽しさを感じてください。まずは、楽しく書き続けられるテーマを見つけること、実際に続けることが先決です。
「好きこそものの上手なれ」ということですね。
技術や内容などは好きで続けているうちについてくる。楽しく書き続けることが大事。
自分らしさをブログに込める
「なぜ自分なのか」ということを意識しておくだけで、不思議なことに文章の雰囲気が変わってきます。ですので、なにか一つで構いませんので自分らしさをそのブログの中に込めてください。
ブログを書くことに慣れてきたら、今度はあなたの「ウリ」は何なのかを徹底的に掘り下げてみましょう。「ウリ」とは、ユニーク、すなわち独自性を持った存在ということです。
自分らしさが大切・・・。そうは言っても、自分らしさを見つけるのは難しい。
そんなときには「なぜ自分なのか」を意識する。
なぜ自分がこの記事を書くのか、なぜ自分がこのテーマを扱うのか・・・。
すぐにはこれだ!というものが見つからないかもしれませんが、意識することに意味があります。
文章を書くときには全力投球
1記事1記事を全力投球 記事を書く時は、その時の最大のパフォーマンスを発揮して書いてください。そんなの当たり前だろ? と思う人もいるでしょう。しかし、毎日更新しているとついつい手を抜いてしまう日というのは、必ず出てくるものです。
文章を書く際は常に全力投球。使える知識やあなたの主観などをもりだくさんにして下さい。手を抜いたような文章は、読み手にはすぐ分かります。それに、手抜きをしてもあなたの能力が向上することはありません。知識やノウハウというのはインプットするだけでは不十分です。しっかりとアウトプットすることによって再認識し、あなたの血肉になっていくのです。
これはちょっと耳がいたいですね・・・。
数をこなすこと、そして全てに全力で取り組むこと。
口にするのは簡単ですが、実は難しい。
私はこの記事を一生懸命書いているつもりです。
過去に読んだ別の本やその記事を見返しながら、自分が1年後この記事を読んだ時に本の内容がわかるように、この記事を読んだ方が「ブログ飯面白そうだな」と思ってくれるように、そう思って書いています。
うまくいっているかはわかりませんが、その時そのときに「自分は全力で書いた」と胸を張って言える状態でありたいものです。
この本のまとめ
ブログで飯を食べていくためには、自分らしさを記事に込めて、読む人の事を考えた記事を発信し続けることが大切です。
タイトルにも有るように「ブログで飯を食う」ための本ですが、これ、「ブログ以外」についても応用できる知見がたくさん含まれているなと感じました。
記事中で「飯を食えるブログ=たくさんのファンを、継続的に得ることができるブログ」と解説しましたが、
- 飯を食える芸人=たくさんのファンを、継続的に得ることができる芸人
- 飯を食える歌手=たくさんのファンを、継続的に得ることができる歌手
- 飯を食える農家=たくさんのファンを、継続的に得ることができる農家
と言い換えても当てはまります。
ですから、ブログを書いている以外の人でも、特にネット周りで活動されている方には読む価値があります。
ブログ飯、たいへん美味しくいただきました。