
どうもー、ブログの文章の質をあげたいそふぁね(@sofa_ne)です!
ブログの質と効率を上げたくて読んでみた
最近ワタシのブログに「行き詰まり感」を感じていまして。
ブログ記事を書いたあとに推敲をすれば少しはまともになるのですが、どうしても時間がかかってしまいます。
また、ソファに寝ながら読んでほしいこのブログは、あまり肩肘はらずに書きたいというのが願いです。ワガママですね。
そのためには、「一度書いた文章は、推敲しなくてもそれなりの文章であってほしい」なんて思っています。
そんな都合のいいことを考えて読んでみたところ、なかなか良いテクニックや考え方を得ることができました。
こんな人にオススメ
本書の帯裏に書いてある内容をそのまま載せちゃいます。
1つでも当てはまったら読んでください。
・いつもネタ探しに苦労している
・書いた記事にコメントがつかない
・Twitterでリツイートされない
・ブログが三日坊主になってしまう
・Facebookで「いいね!」がもらえない
私の感想としては、ここに書いてある人にだけオススメというわけではありません。
むしろ、「今特に悩んでいることがない人」にこそ読んでほしい。
本書の概要ピックアップ
第一章 文章力がアップする9つのヒント
第一章ですぐに「文章力がアップする9つのヒント」を教えてもらえます。
効果が実感できないと、「もっと頑張ろう!」「もっと深く知ろう!」という気になりづらいですからね。
ここでは、NGの文例とOKの文例を示しながら、具体的なテクニックを教えてもらえます。
例えば、「言葉の重複を避けて、大人の文章に見せる。
語彙が少ないと、稚拙な文章に見えてしまうのだそうです。
第五章 上手い文章より、共感を呼ぶ文章にしよう
ソーシャルメディア上で情報が拡散される際に大事なのが「共感」
その共感を生むために、文章を書く上で気をつけるべきコツが解説されています。
企業やお店などのアカウントを運営する上でのテクニックにも触れられており、個人アカウント以外でヒントを得たい人は必見。
第七章 独自の視点で価値を高めよう
この章は特にブロガーさんにオススメかもしれません。
自分の軸を持つことが大事で、それによってブレない文章がかけ、ファンが付く。
ネタの出し方についても書いてあるので、ネタ切れで困っている方はゼヒ読みましょう!
難しいことを考えないで、ソーシャルメディアを楽しもう
文章術とタイトルにあるくらいなので、それなりに「なんとかしたい!」という思いがある方が本書を手に取るのだと思います。
しかし、ちょっと落ち着こうと。
Facebookあたりに顕著ですが、そんなに「意識を高く」しなくてもいいのです。
例えば、フェイスブックは当初、学生同士の交流を深めるためのツールとして開発されたもの。そもそも、気むずかしい顔をして特別なことを書くようなメディアではないからです。
説得力がありますね。
とはいえ、何も考えずに使っていては楽しめない
難しいことを考えないで、というのは、例えば「文法」を意識する必要はない、という意味です。
文法的にあっているかどうかをいちいちチェックしていては、楽しめません。
しかし、「読んだ人の気持ち」を考えないで書いてしまっても、同じく楽しめません。
この本を読むと「ソーシャルメディアを楽しむにあたって気にするべきポイント」がわかります。
例えば・・・
重視したいのは「伝わりやすい書き方」「誤解を受けにくい書き方」についてです。これを知っているだけで、ソーシャルメディア上でのコミュニケーションが、だいぶスムーズになるはずです。
つまり、この本でわかる「気にするべきポイント」を大きく分けると
- どんなふうに書くのか
- 何を書くのか
です。
どう書くか、何を書くかを決めるポイントは「ソーシャルメディアであなたがどのように見られたいか」
本書では以下のように述べられています。
ソーシャルメディアで文章を書くとき、文法的な正しさ以上に優先するべきは「ソーシャルメディアであなたがどのように見られたいか」ということです
くだけた表現をすると「キャラクター付け」でしょうか。
ソーシャルメディア上では、親しみやすい文章を書いたり、誤解をまねかない文章を書くことが大字です。
そのためのテクニックとして、
- ポジティブな言葉遣い
- 語尾を変える
- 文章にリズムを生み出す
などが紹介されています。
私はここで気づいたのですが、本書の言う「ソーシャルメディアを楽しむ」というのは、「平和に過ごす」「笑って過ごす」という意味なのです。
もしあなたが「PVを集めたい」「注目されたい」といった願望を持っていて、そこに「ソーシャルメディアの楽しみ」を見出すのであれば、話は別。
逆に本書に書いてある原則・テクニックを破る必要がでてきます。
たとえばイケダハヤト氏のような注目を集めようと思ったら、「敢えて誤解を招く」ような文章の書き方・言葉の選び方をするほうが有効でしょう。
文章術の本だけれど、写真や気持ちの面でのアドバイスも多い
私がいいね!と思った「写真」の話。
それは「定点観測するテーマを決める」という点です。
写真を載せるとき、日々の暮らしの中であったことを載せてもいいのですが、もう一つ「定番を載せる」という方法があります。毎日ある程度決まった時間に、同じテーマの写真や画像を載せるのです。
定点観測して写真を載せ続けると、それがソーシャルメディア上でのアイデンティティになります。例えば毎日お子さんのお弁当の写真をTwitterで流し続ける、など。
なるほど、と思った「ソーシャルメディアローカルに気をつけて」
ソーシャルメディアローカル、という単語が出て来ました。
これは、現実世界で例えると「常連さんばかりのお店」
出会いたい人と出会う。思いが実現する。自分の情報が誰かの役に立つ。ソーシャルメディアは、人と人とのコミュニケーションに、このように有効に働く理想的なメディアです。
ただし、気をつけたいことがひとつあります。それは、ソーシャルメディアの情報に偏りすぎることで、人間関係や視野までもが、バランスを欠く可能性もあり得るということです。
いろんな人に会いたい、繋がりたい。
そういった思考は「多様性」「外向き」なイメージがありますが、注意しないと逆効果になってしまうのですね。
そふぁねの着眼点:文章術は「縛るもの」ではく「広げるもの」
文章術、というと、書き方を制限されたりするイメージがあります。いやありました。
しかし、「文章術」や「ソーシャルメディア術」は
表現やつながりを広げるためのもの
なんですね。
文章術によって書きたいことが書けなくなることは、おそらくありません。
逆に、いままでモヤモヤしていたりうまく形にならなかった思考が、文章術の羽を得て、ソーシャルメディアの誰かのもとへと羽ばたいていくのです。
そう考えると、文章術くんともお友達になれそうな気がしませんか?